その他情報:  上海の野球環境について

2011年1月現在

 1、上海には、どんな少年野球チームがありますか?

 

上海の小学生チームは、現在3チームあります。

日本人学校(虹橋校)の生徒で組織される上海イーグルス、上海ドルフィンズと、日本人学校(浦東校)をベースに活動する上海パイレーツです。

 

3チームとも、高学年中心のAチームと、低学年中心のBチームに分かれており、3チームで年間成績を争うリーグ戦『上海リーグ』を実施しています。

また、上海市郊外にある蘇州市にも蘇州ドリームキッズがあり、これら4チームで戦うリーグ戦『華東杯』も実施しています。

 

上海の中学生チーム(主に日本人)は、上海ツインズ上海パイレーツの2チームです。上海近郊の現地校、インター校のチームや、蘇州ドリームキッズの中学生チームと合わせて戦うリーグ戦(華東杯、国際大会)を実施しています。

 

2、「少年野球」は、中国でも盛んですか?

 

日本のように、どの地域にも野球チームがあるという状況ではありません。

中国では野球の知名度は低く、専用球場は体育学校や、ごく一部の施設にしかありません。

しかし最近、スポーツメーカーさんや関係者のご尽力、また北京オリンピックの影響もあり、上海市内にも少年野球を教えるチームがいくつか組織されています。

2008年からは、アメリカ、カナダ、台湾、中国、日本など上海市内で野球を楽しむ少年たちを集めて国際交流試合の機会が持たれるようになり、上海の野球環境も向上していくと思われます。

 

3、上海で、野球道具は購入できますか?

 

上海市内には、数件の野球ショップはありますが、少年用の道具を探すのは困難だと思った方が良いでしょう。

子どもの成長に合った大きさのグラブや、適度な重さ・長さのバット、色やデザインの好みを考えると、日本で調達したものを持ち込むのがベストです。こちらの少年達も、長期休暇で日本に一時帰国する際に買ってきたり、ネットショップで購入したものを海外発送、または日本の知人に頼んでEMSで送ってもらう、出張者に頼む・・という方法で調達しています。

 

4、日本で購入しておくと便利なものは?

 

・チームカラーに合ったアンダーシャツ、ソックス、ベルト、ヘルメット

(パイレーツは、白のズボン、他は、黒か紺でOK、バッグは自由)

  ☆ ユニホーム(上着)と帽子は、入団後オーダー

  ☆ スパイクは、ポイントタイプを使用、色指定なし

・防寒着、防寒下着(冬場の練習に備えて)

  上海は鹿児島と同じ緯度ですが、冬は日本(東京、大阪)よりも
  寒い感じがします。ブルゾンや下着、手袋など、性能が良く、

  好みの商品は、こちらでは探しにくい状況です。

・水筒

  日本人学校でも必須の持ち物で、中国でも購入できますが、

  性能は日本に及びません。大小サイズあると便利です。

  また、ポカリスエットなどのスポーツドリンクは、

  上海市内のスーパーで売っています。

 

5、練習時間、場所、指導者は決まっていますか?

 

練習時間と場所は、同じ曜日、時間に設定しています。

小学部と中学部は、全く別で練習しています。

指導者は、中心的な役割の方については、年間を通じて決めています。

日本と違い、上海は交通事情や安全面から子どもだけでの移動は禁止されています。よって、保護者の送迎は必須になります。

 

また、保護者(特にお父さん)にはできるだけ練習に参加していただき、子どもたちと一緒に充実した練習ができるようお願いしています。